趣味は自分の人生を充実させ、自分の幸せのために持つ方がいいです。
しかし、なかには趣味がない(無趣味)の人がおり、無趣味な人はつまらないと言われています。
無趣味は本当につまらないのでしょうか。
本記事では無趣味な人の特徴に加えて、趣味を持つメリットを3つ紹介します。
【この記事で伝えたいこと】
- 「趣味がない(無趣味)人はつまらない」はあくまでイメージなので、気にする必要はないし、趣味をムリに作らなくてもいい。
- しかし、趣味を持つことで人生が充実するので、趣味を持ったほうがいい
趣味がない(無趣味)人の特徴とは?
趣味がない(無趣味)人の特徴は人によって違います。
ここでは代表的な特徴を5つ紹介します。
家の中で過ごすことが多い
無趣味な人の特徴に「家の中で過ごすことが多い」があります。
家の中で過ごすことでリラックスでき、アクティブに動く必要もなく、わずらわしい人間関係から解放されます。
その一方で、家で過ごすことで新しい人やモノなどの出会いや新しい体験などの機会がテレビや本、ネットなどに限られてしまいがちです。
家で過ごすことばかりで退屈だと感じたら、短時間の散歩でもいいので外出をしてみるといいでしょう。
家で過ごすことを退屈に思わない人は、家の中でできる趣味にトライすることをおすすめします。
自分に自信がない
無趣味な人の特徴に自分に自信がないところがあります。
なぜなら自分に自信がない人は以下のような特徴があり、新しいことへの挑戦が苦手な傾向にあるからです。
- 完璧にこなさないと気が済まない
- どうせなにをやってもうまくいかないと思っている
- いろいろ心配していて、行動力がない
- 大きな失敗やツラい体験などで今でも引きずっている
- 学歴や収入、外見などのコンプレックスがある
自信をつけるためには、小さな目標を作って小さく成功して自分をほめることをコツコツと積み重ねるといいでしょう。
できれば自分一人でやるより、サークルやパーソナルトレーナーなど、他の人と一緒に行動することをおすすめします。
人付き合いが苦手
無趣味な人の中には人との関わりが苦手で、他人と一緒にやる娯楽や趣味を嫌う傾向にあります。
そのため、交友関係が狭くなって趣味につながるお誘いをしてくれる人が少なくなります。
趣味は一人でできるものもあるので、ムリに苦手なことを克服する必要はありません。
とはいえ、SNSでもいいので少し人付き合いができるようになれば、趣味につながる新しいものや体験を気軽に誘ってくれる人が出てくるでしょう。
モノや人など周りのことへの関心が低い
趣味がない人は、周りのことへの関心が低い傾向にあります。
「周りの人はどんなものが好きか」「世間で流行しているものはなにか」など、人やモノなどに興味が持てないのが特徴です。
趣味を持つのはもちろん、人間関係を作って関係を続けていくためには、モノや人など周りのことへの関心を寄せる「好奇心」が必要です。
1日1回新しい体験を積み重ねることで好奇心が芽生え、人やモノなどに興味を持てるようになります。
また、人やモノなどへの関心が理由のひとつにそもそも関心を持つ時間と余裕がないことがあります。
日常で時間に追われている場合は、仕事や家事の時短・効率化を進めることで自分の時間を作るといいでしょう。
どうしても仕事の関係で難しい場合は、転職してなるべく残業や休日出勤がない仕事を探すのをおすすめします。
趣味に使うお金がもったいないと思っている
趣味にお金を使うのがもったいないと思い、趣味を持たない人もいます。
趣味にお金を使うのがもったいないと思う理由に以下が挙げられます。
- 節約や資産運用などでお金を増やす方が楽しい
- 趣味にお金を使うくらいなら貯金にまわして老後の生活費に充てたい
- 収入が少なくてお金に余裕がなく、趣味をしたくても我慢している
趣味にお金を使うくらいなら貯金にまわした方がいいと考えている場合、お金を使うタイミングを考えないといけません。
なぜなら、人はいつ亡くなるのかわかりませんし、亡くなる直前にお金持ちになってもお金が使えなければしょうがないからです。
貯金以外お金を使わず、お金の使い道がわからない場合は以下の記事を参考にしていただけると幸いです。
また、収入が少なくて趣味にお金を使う余裕がない場合、収入を増やして金銭的な余裕を作るのを優先しましょう。
時間を作ってスキルアップして転職し、副業などで収入を上げることで趣味にお金を使える余裕を作れます。
ただし、収入は少ないけれど今の生活で満足している場合、お金を使わなくても楽しめる趣味もあるので、お金のかからない趣味に挑戦するといいでしょう。
趣味がない(無趣味)だからといってムリに探す必要がない
もし趣味がない現状が退屈で今の状況から抜け出したい場合、趣味を始めたり、趣味を始める余裕がなければ、趣味ができるほどの余裕を持てるように作るといいでしょう。
ただし、無趣味の今でも満足しているけれどどうしても趣味を作らないといけないと考えている場合、ムリに趣味を作る必要はありません。
その理由について3つ紹介します。
理由1:「趣味がない(無趣味)人=つまらない」というイメージがいらないから
「趣味がない人はつまらない」という考え方は、見方を変えたら先入観が入っているかもしれません。
「趣味がない人=つまらない」と思われる理由に「趣味を持っている人=話がおもしろくて日々を充実に過ごしている人」というイメージがあります。
しかし、イメージで考えている場合はあくまでイメージであり、気にしない方がいいです。
もしあなたの周りに「無趣味な人はつまらない」というイメージを押し付けてくる人がいるのであれば気をつけましょう。
理由2:ムリに趣味を探してストレスになったら本末転倒になるから
無趣味の現状で満足しているのに、「趣味を探さなきゃ!」と焦って行動するとうまくいかないことが多いです。
趣味探しでうまくいかないとストレスになってしまい、失敗を重ねると「自分はなにをやってもダメなんだ」と自己肯定感が下がります。
だからこそ、趣味がなくても満足している人はムリに趣味を探す必要がありません。
「ちょっと趣味を始めようかなぁ」と考えた時に趣味を探し始める方がちょうどいいです。
理由3:無趣味にもいいところがあるから
無趣味は「交友関係が深まらない」「会話が盛り上がらない」などのデメリットが目立ちがちです。
しかし、見方を変えると無趣味にもメリットがあります。
ここでは無趣味の良さを3つ取り上げます。
お金を必要以上に使わないので、お金が貯まりやすい
趣味はお金がかからないものもありますが、お金をかけようと思えば上限なくお金をかけられます。
趣味に没頭しすぎてお金をかけすぎてしまい、金銭的に苦しむ人もいます。
一方で、趣味のない人は趣味にお金をかけないため、お金が貯まりやすいです。
趣味にお金をかけすぎてお金に困っている人と比べると、無趣味な人はよほどの低収入じゃない限りお金に困ることは少ないでしょう。
自由な時間がいっぱいある
趣味はお金だけでなく時間もかかります。
趣味もお金と同様に上限なく時間を使うことができるので、少ない数の趣味に没頭する人や多趣味の人は時間をたくさん消費してしまいます。
一方の無趣味の人は、趣味にかける時間もないので、自由な時間をいっぱい作ることが可能です。
趣味以外に自分がやりたいこと、やらないといけないことに時間を使うことができます。
気軽に他人の趣味に付き合える
もし趣味を持っている人が無趣味な人とつながっている場合、趣味に付き合ってくれる可能性があります。
無趣味な人には今まで無趣味だったけどこれから趣味を作りたい人、趣味を作るわけじゃないけれど周りの人の趣味や流行しているモノにどんなものがあるのか興味がある人もいます。
友達や知り合い、恋人などで無趣味な人にあなたの趣味に付き合ってというと、意外にOKを出して趣味に付き合ってくれるでしょう。
趣味を持つメリット3選
趣味はムリに持つものではないと説明しました。
しかし、趣味を持つことで今まで無趣味だった自分を大きく変えて充実した人生を送れるようになります。
ここでは趣味を持つべきメリットを主に3つ紹介します。
趣味でビジネスや婚活などで役立つスキルが得られる
趣味を持つことでビジネスや婚活などで役立つスキルが得られます。
例えば趣味で料理をしている場合、時短で健康的で節約できるレシピを複数持っていれば、料理の動画配信やレシピのアフィリエイトブログなどの副業として収入源を増やせます。
また、同様の料理ができる人は異性に喜ばれ、結婚生活でも役立つので婚活にも有利です。
趣味はビジネスや婚活などで役立つことがあるので、持って損することはないでしょう。
ストレス発散になる
趣味は日々のストレスから解放されます。
仕事でイヤなことや思い通りにいかずにイライラするなどストレスをためてしまうと、いつか感情が爆発するか体調を崩してしまうでしょう。
そこで趣味で好きなことをやり、同じ趣味を持つ仲間と交流することでストレスが減り、リフレッシュされます。
趣味はストレス緩和のきっかけになり、気持ちを切り替えて仕事に向き合うことができます。
会話のネタになり、交友関係が広がる
趣味を持つことで会話のネタになって交友関係が広がり、友達や恋人、ビジネスに関わる人脈ができるきっかけになります。
もし相手が共通の趣味を持っていた場合、会話がはずみ、趣味に誘われるかもしれません。
仮に相手と同じ趣味でなくても会話のネタになるので、「こんなおもしろいことをしている人がいるんだ」と相手に興味を持ってもらえる可能性があります。
趣味は会話、特に初対面での自己紹介や雑談などで話題になるので、人と仲良くするために持っておいて損はないでしょう。
以下記事では、30代の方におすすめするひとりでできる趣味をご紹介しております。ご興味のある方はぜひご覧ください。
趣味がない(無趣味)人の趣味を聞かれた場合の対策
もし趣味がないと、人と雑談する時に趣味の話が出た時、ついていけないリスクがあります。
その場合はあいづちを打つ、相手に興味を持つように話を聞いて質問をすることで乗り切ることができます。
もし会話の中であなたの趣味について聞かれた場合、無言になったり堂々と「趣味はありません」と答えたら会話が終わり、相手との関係性を深めることが難しくなるでしょう。
そこで以下の方法をあらかじめ準備することで、あなたに趣味がなくても他の人との趣味に関する会話を弾ませることができます。
無難な回答を用意する
無趣味な人が「趣味はなんですか?」と聞かれた場合、普段の自分の日常生活の行動の一部を趣味として話してみるといいでしょう。
「普段の日常生活でやっていることを1〜2つ」と「そのやっていることで最近あったことや普段やっていること」の組み合わせを会話の前に考えることで、相手からの質問とその深掘りに備えることができます。
趣味と認識していない行動や習慣が趣味と言えるかもしれない
実は自分にとっては趣味だと思っていなくても、他者からみれば趣味だと思われるものもあるかもしれません。
株式会社Hakuhodo DY Matrixのシンクタンク「100年生活者研究所」の調査によると、幸福度が高い人の半数以上は趣味はないと回答したものの、8割以上が趣味とは言えないけれど楽しく続けていることや習慣である「隠れ趣味」を持っているとのことでした(参考:100年生活者研究所 大型連休を前に、【100年生活者調査~趣味編~】を実施)。
同調査では、以下の隠れ趣味の内容と趣味を言わない理由を紹介しています。
隠れ趣味の内容
【出典:100年生活者研究所 大型連休を前に、【100年生活者調査~趣味編~】を実施】
・おいしいものを食べる(男性、20代)
・ポイ活(男性、40代)
・好きな歌手の歌をきく(男性、60代)
・韓流ドラマを見る(女性、60代)
・書類を整理・分類して、部屋をすっきりさせる(女性、80代)
趣味と言わない理由
・趣味というにはレベルが低いから(男性、70代)
・暇つぶし程度なので、時間を忘れる程度にのめり込むようなことではないため(女性、30代)
・一時的にやめてしまうこともある(男性、20代)
・はじめたばかりだから(男性、50代)
・毎日のルーティーンワークで、特別なことをしているわけではないから(男性、60代)
あなたの普段やっていることが趣味として人に紹介できるかもしれません。
自分の好きで続けていることや習慣にしていることを10個書き出し、なぜそれが続いているのか深掘りしてみましょう。
それが、あなたにとって趣味ではなくても他者からみれば趣味として認識してくれるはずです。
最後に
趣味がない人はつまらないわけではありませんし、ムリに趣味を作るものではありません。
しかし、日々の生活に彩りが加えられ、充実するようになるので趣味を持つことはおすすめです。
趣味がないけれどなにかのきっかけで趣味を持ちたいなと考えている場合、行動に移すことが大切です。
もし趣味を作ってみようかな、趣味にどんなものがあるのか気になる方は以下の記事をのぞいてみて自分にできそうなことから始めてみましょう。あなたが趣味を持つことで豊かな日々を過ごすことを願っています。